パイネ国立公園(その1)



パタゴニアの大自然をそのまま残したパイネ国立公園の
メインコース128㎞をキャンプしながら10日間かけて歩くことにした。

園内にはいくつかのキャンプ場(有料・無料含む)があるが、
キャンプ地以外での宿泊・焚き火は厳禁である。
したがってトレッキングする者は、どれだけしんどくても
次のキャンプ場を目指しながら歩かなければならなくなる。
キャンプ場には売店もあるにはあるが、通常の3倍ほどの値段で売られていて
おのずと貧乏旅行者は大量の食料を持ち歩かなくてはならない。

普段からほとんど運動しない我々が、
何故こんな苛酷なトレッキングに挑んでしまったのか・・・
正直言って、甘く考えてました(笑)。


そんなわけで初日(2010・2・26)


10日分の食料やキャンプ用具を詰め込んだ重たいザックを背負って
意気揚々とスタートした。最初の目的地は「セロン」。距離は10㎞。
「まぁ、大丈夫だろう」と雄大な景色を楽しみながら歩く。




しかし、歩いても歩いてもセロンの「セ」の字も見えてこない。
おまけに照りつける陽射しに体力を奪われ、持参した飲料も残りわずか。
重たい荷物が肩にめり込み、足も痛いし腰も痛い。

スタートから7時間後の17:30。ようやくセロンに到着。

すでに体はボロボロのバキバキ。
しかもキャンプ場「セロン」は有料のくせにHOTシャワーも出ない、
便所も汚い、蚊が多いなど、最悪。
そして明日は今日よりもずっと長い距離19㎞を歩かなければならない。
すでに弱音を吐きまくり、不安と後悔のなかパスタ作って寝た。



2日目。
昨日の反省を活かし、飲料を3リットル持参。
朝8:40出発。いきなり急な山道。すでにふくらはぎはパンパン。
ようやく頂上に着くと、次は体ごと飛ばされそうな暴風に襲われる。
あまりの強風で奥さんが2回転倒。すぐ横は崖である。危ね~。


ひたすら歩く。とにかく歩く。覚悟はしていたが19㎞はやっぱりキツイ。
しかも道を教えてくれる目印がいい加減すぎるし、少なすぎる。
おかげで途中、道を間違えて湿地帯に入り込んでしまい、沼にズブズブ。
泥だらけになりながらようやく元のコースに戻った。

途方に暮れながら歩くこと10時間。ようやくキャンプ場「Dickson」に到着。
ここは一応HOTシャワーが出るが、とにかく蚊が多い。
まさかパイネに蚊が多いなんて思ってなかったから
虫除けを持って来なかったことをひどく後悔する。
そして何故かパイネの蚊はデコの生え際ばかり襲ってくるので、
生え際がボコボコにふくれた。
大の蚊嫌いの奥さんは、100匹近い蚊の大群に襲われ発狂寸前だった。

それにしても19㎞歩けた。全身筋肉痛だが、やればできるもんだ。


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Comment

sugasakai | URL | 2010.03.09 00:36 | Edit
途方もない旅を決行しましたねーーー100何キロですって??? 歩くんでしょ?ほげほげぇ~ こらぁーーービックリだべ

とにかく無事でなによりです。そちらの旅もかなり過酷に思えますが、命あってのものだね。どうか元気に旅を続けてくださいねー

はーーーよかった 
オクムラユウスケ | URL | 2010.03.09 00:59 | Edit
命あればこそ、ですよね。

多くの方々からコメントやメールをいただきました。
ネットってこういう時に、とても重要な役割を果たすんだと思いました。

これからも気をつけます。


 
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