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 猫の墓

セントロまで歩いていこうとしてたら、うしろから「にゃー!」と言いながら
トコトコトコ!っと黒猫が走ってきた。



やけに人なつっこいヤツで、可愛い。
歩いてると足にまとわりついてきては体をスリスリ。

それからその道を通るとアイツがいないかなぁとキョロキョロしてたのだが

ある日、路肩で死んでいるのを見つけた。

最初は黒い子犬かと思った。
翌日も通りかかったので、よく見てみると黒猫だった。
「あいつだ」と思った。間違いなくアイツだった。
おそらく車にはねられたのだろう。
かわいそうだけど死体は苦手なんで見て見ぬふりした。
そのまた翌日も前を通りかかった。
冷たい雨が降ってて、まだ死体は放置されたままだった。
日本なら2日もすれば保健所が回収に来てくれるだろうけど
ここは違う。きっとこのまま腐っていくのだ。
すぐ近くにはゴミ箱があり、アイツの周りには入りきらなくなったゴミが散乱してる。
もちろん死んでるから雨に濡れても関係ないんだけど、
雨に打たれたままじっと動かないアイツがなんだか寒そうで、哀れで。
それにいつも通らなきゃいけない道だし、
毎日腐っていく姿を横目で見るのは耐えられず
宿に帰って、バケツとスコップを借りて、墓を作った。

不思議なことに、いつも人が通ると吠えまくる近所の犬たちも
墓を作っている間は、じっとしていた。
わかっているのか、いないのか、犬たちはじっと見守るようにこちらを眺めていた。
厳しい土地に暮らす動物同士。
その哀れな姿に同種でなくとも何か感じるものがあったのだろうか。

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