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 メキシコシティ最後の夜

いよいよ明日メキシコシティを出発する。
宿代を清算したら、なんと23泊もしていたらしい(笑)。

宿で知り合った方々と別れを惜しむように、
その晩も深夜まで飲んだ。



とてもお世話になった大貫夫婦のレイコさんに
これまでの感謝の気持ちを伝えようとしたけど
どうにもうまく言葉にできず、
訳の分からないことを言ってしまった僕の肩を
ポンッと叩いて笑ってくれた。
その途端にウワッと泣き崩れてしまいそうになったんで
おもわず顔を背けてしまった。

みんな楽しくて、いい人たちばかりだった。
少しづつ閉じていた感情や感覚が蘇ってくるのを
日が経つにつれ感じることができた。



ペンションアミーゴの皆様、ありがとうございました。、

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 メキシコシティ~オアハカ

10月29日

久しぶりの移動である。
目的地はオアハカ。

メキシコ全土で盛大に開催される
「死者の日」という行事に参加しようと思う。
「死者の日」とは・・・
11月1日に死んだ人が家族の所へ帰ってきて、
11月2日にみんなで天国へ送り出す行事で
まさに日本の「お盆」みたいなもの。

なぜオアハカか?というと、大の水木しげるファンである奥さんが
水木しげるがオアハカを旅した著書「幸福になるメキシコ」を
読んだからである。単純明快。
水木しげるが楽しいって言うんだから楽しいに違いない!

出発の日、ペンションアミーゴからオアハカに出発する人が
5人もいたからみんなで一緒に行くことにした。

メキシコシティを13時出発。
2等バスで片道240ペソ。
バスの中で「ホスェ」という子供と戯れて遊んでいたら
テンション上がりすぎて奇声をあげだしたので
相手するのやめて眠る。

オアハカまで8時間。

到着した頃にはすっかり夜になっていた。
タクシー乗って「HOTELドン・アントニオ」へ。
ここはドロボー宿で有名らしいのだが、
家族経営のアットホームな雰囲気で居心地が良い。





ドミトリーで一人60ペソ。
キッチン付き(家族と共有)、水、コーヒー自由、しかもネットフリー。
なかなかいい宿だと思うんだけど・・・
ドロボー宿ねぇ・・・まぁ用心しておこう。

とりあえず腹ペコなんで近所のタコス屋で
特大トルティージャを食べる。



炭で直火焼きしたトルティージャはとても香ばしくて美味かった。

 天空のプール

09年10月30日

早起きした。
今日は『イエルベ・デル・アグア』に行く。
あまり細かい情報は知らないが、
切り立った崖の上に天然のプールが湧き出していてとにかく絶景らしい。

外はカンカン照りの猛暑。絶好のプール日和。
一緒にオアハカへ来たメンバー5人でウキウキしながらバス停へ。
しかしバスが来ない。
仕方ないのでタクシーで行くことにした。

運転手の若い兄ちゃんは「どうだい?バスよりも速いだろ?」
と言わんばかりの時速120kmオーバー!!怖えよ!!!
バスで3時間の道のりを1時間半で激走。



未舗装の激しすぎる峠を越えると・・・

ついにやってきました!!『イエルベ・デル・アグア』!!!



すんげぇ~!



すんげぇ~!

さっそく古着屋で買った250円の海パンはいて、ザップーン!!!



うひょー!!冷てー!!楽しー!!スゲー!!
同じくテンション上がったアメリカ人のおっさん達と
ワイワイはしゃぎ合う。
よく見るとおっぱい丸出しの外人さんもいて、まさに楽園。



帰りは西洋人のツアー客が乗ってきた
コレクティーボ(乗り合いタクシー)に便乗。
荷台に乗って険しい山道をガンガン走る。スリル満点。

オアハカ市街地に到着すると、
街は「死者の日」の前々夜祭(?)で大変賑わっておりました。







「死者の日」を迎えるメキシコは街中にガイコツが溢れかえってる。




夕食はみんなで市場の焼肉屋台へ。
肉と野菜を選んで、その場で炭火焼。





味は・・・イマイチ(苦笑)。
カリッカりになるまで焼くからビーフジャーキーみたいな食感。
最初はあんなに盛り上がってたのに、
食べ進むうちにだんだんみんなの表情が曇っていく(笑)。
無言のままビーフジャーキー化した塩辛い肉を噛み切る音だけが
騒がしいオアハカの市場に響き渡るのでありました。

帰りにみんなで"やさしい甘さ”を求めて
露店のソフトクリーム買って帰った。



 オアハカ 3日目

10/31の出来事

11/1にオアハカ近郊の町「XOXO(ホホ)」で死者の日の
セレモニーがあり、お墓が花で綺麗に飾られ、
夜更けまで大勢で歌ったり踊ったりして
賑やかに過ごすという。これが見たくてオアハカに来たのだ。

なので今日はオアハカの街中をぶらぶら散歩する。


死者の日で浮かれる薬局店員。

まずは週末の「オーガニックマーケット」へ。
教会の敷地内に露店がちょっと出てるだけの、
とても小規模な青空マーケットだ。
しかし、ここで奥さんが一目惚れしたポンチョを購入。
サボテンに寄生する虫を染料にしたらしく、全てが手作業。
その工程を写真で見せてもらい、さらに納得。



昼食も露店のタコスを食べた。



オアハカ名物「モーレソース」をたっぷり塗ったタコスだ。
「モーレソース」とはチョコレート(カカオ)にスパイスやコンソメを混ぜ煮込んだソースで、メキシコを代表する食べ物らしい。



確かに美味い!
なんとも例えようがないが、モーレソースの味は
敢えて言うなら「田楽みそ」みたいだった。
小規模ながら粒よりな「オーガニックマーケット」。楽しかったです。

その後、市場へ。





食材はメキシコシティより2割弱ほど高い。

宿に戻って夕飯食べて、ダラダラしてたら
同じ宿に泊まっている方々が帰ってきた。

「いや~、よかったですよ~、ホホ」
「え?よかったって、何が?」
「いや、今夜が死者の日の前夜祭で、一番盛り上るんですよ」
「え、ぇえ!!!???」
しまった~!!!完全に勘違いしてもーたー!!!

その儀式が見たくて、メキシコシティに23泊もしたのに・・・
日にち間違えてもーたー!!!
同じくメキシコシティからやってきた友人たちとドンヨリ落ち込む。
その光景こそまさに「死者の日」。
ふと気がつくと、すでに奥さんはフテ寝していた。。あぁ・・・

しかし、これは奇跡の2日間の前兆にすぎなかったのであった。。。

 オアハカ死者の日 前編

11/1
昨夜の悪夢のような出来事は気にしないように心がけ朝から観光。

教会。





地味な外壁とは裏腹に教会内部は凄まじいレリーフの嵐!!
壁や天井が樹齢ウン百年の大木の幹のように渦巻いている。圧巻。

本当はそのまま「XOXO(ホホ)」へ行こうと思ったが、
時間が早すぎるんで「エルトゥーレの木」を観に行った。



でかい!!!世界一の大きさを誇る「エルトゥーレの木」。化け物だ。



木の表面の凸凹が猛獣に見えたり、人の顔だったり、
お猿に見えたり・・・なかなか楽しかった。

夕方4時頃、「XOXO」に到着。
昨夜は観光客が大勢押しかけ賑わっていただろうホホの町も
今日は観光客らしき団体はほとんどいない。

ホホのお墓に向かう途中で、玉ねぎだけを焼いている露店を発見。
通常3個で5ペソを一個オマケしてもらった。


あ・・・甘め~!!!玉ねぎ汁がジュワ~・・・

ようやくお墓に到着。

お墓は色とりどりの花で綺麗に飾りつけしてて、素晴らしい。
しかし賑わっている様子はなく、とても静かだ。

・・・と、そこに見覚えある日本人が!!
よく見るとメキシコシティの宿で出会った女性が
お墓を囲んで数十人のメキシコ人たちとワイワイ騒いでいるではないか。
「おおー!久しぶりっすー!」
と、手を振るなり、周りを囲んだメキシコ人から
「オイ!ハポンのアミーゴ!飲め!飲め!」
とメスカルをコップに注がれる。(メスカルとはテキーラのようなお酒)
続けて、なんかの虫の佃煮も「食え!食え!ギャハハ!!」



と何がなんだか分からないうちに輪に溶け込んでしまった。。(後編へ)



 オアハカ死者の日 《後編》

引き続き11/1 死者の日・・・

話を聞くところによると、みんなで騒いでいたお墓は
1ヶ月前に交通事故で亡くなった「ホセ・グスターボ」という
陽気で誰からも愛された男の墓だという。



ホセは4人も可愛い子供を残して死んでしまったのだ。
しかも、今日が彼の誕生日だったようで、
こうして親族や親戚、友人らが集まって
ホセのお墓を囲んでドンチャン騒ぎをしていたらしい。



いや、泣いてはいかんのだ。
みんな悲しさをこらえてワイワイ騒いでいるのだ。
泣いてはいかんのだけど・・・・だめだった。
奥さんはすでにこらえきれなかったようで、
俺も言葉が喋れなくなるほど泣いてしまった。

国は違えど故人を想う気持ちは同じだ。
ホセのお母さんが涙をこらえて挨拶をする。
そして全員でバースデーソングを歌う。
「サルー!!!(乾杯!)」
またしてもドンチャン騒ぎだ。
こんなに陽気に家族から迎えられたら最高だ。
死ぬのだって少しは怖くなくなるかもしれない。

ホセの家族たちとひとしきり飲んで、食べた後、
「楽しいイベントがあるからカモーン!」
と、言われるがままついて行くと、
そこはちびっこ仮装コンテスト会場でした。





うーん、ボニ-タ。かわいいのぉ。

コンテスト終了後、ホセの実家に招待され
またもやメスカルをグイグイ飲んで、大騒ぎ。



奥さんがホセの名前を漢字で書いてら
みんなが「俺も!私も!!」と、人気スターのようにサイン攻め。
ちなみにホセ・グスターボは「星栄 具星慕」。
星が栄え、星を慕う・・・いい名前だ。

俺もホセの次男坊「メモ」の似顔絵を描いてあげると
「うちの子も!うちの子も!」と似顔絵攻め(笑)。

楽しいなぁ。

その後、ホセの従兄弟たちの家に招待され
ここでもメスカルで乾杯!!



お互い片言の英語とスペイン語で、ワイワイ盛り上り
奥さんが日本語版「キャンディキャンディ」を歌うと
従兄弟の   がスペイン語版「キャンディキャンディ」を歌う。



楽しいなぁ。

そして、ホセの葬式用に作成した
「思い出フォトグラフィーDVD」をみんなで鑑賞。
陽気で大食いで誰からも愛されたホセの人柄がよくわかる。
またもや大泣き。今夜は涙腺がダルダルだ・・・

DVD鑑賞が終わると同時にガタン!と物音がして
振り返るが誰もいない。
みんなで顔を見合わせ「今のホセやね!!」とまた笑いあう。
やっぱり、日本もメキシコも故人に対する想いは一緒なのだ。

すっかりご馳走になった挙句、車でホテルまで送ってもらった。
帰りの車の中でホセの従兄弟のカルロスと話していると、
遠くで花火が打ちあがった。「ホセだ」とカルロスは涙を浮かべた。
俺は「今日のことは一生忘れないだろう」と片言のスペイン語で伝えた。

明日は教会でホセを天国に送る儀式があるという。
我々もそれに参加することとなった。

なんだか不思議な夜だった。
昨夜の悪夢も、きっとこの日のためのハプニングであり、
すべてが必然に思え、とても幸せな気持ちに包まれるのであった。


家族からホセのTシャツをもらった。
清志郎が死んだ時も家族がTシャツ作ってたね。

死者の日 2日目

翌朝、我々は世話になったホセファミリーに
焼きおにぎりと玉子焼きを作って教会へ向かった。

神聖な儀式の後、神父の祈りと共にホセのお墓まで
ロウソクを持ってゆっくり歩く。


お墓にロウソクを立て、祈りを捧げると
またもやメスカル!大騒ぎ。
どこまでも陽気で温かいファミリーだ。

次にホセの実家に移動してオアハカ名物料理と酒を振舞われ
みんなでワイワイと談笑する。





ホセのお母さんとコロナで一気飲み対決!!!見事勝利!!
しかし、お母さんはすでに4,5人と対決していた。。すげえ!



子供たちにポケモンのイラストをせがまれ描いてあげたり
一緒にTVゲームしたりして楽しく過ごしていると
「オイ!今からパレードが始まるぜ!!」とのこと。

ホホの住人たちによる仮装行列だ!







うおー!なんじゃこりゃー!楽しー!!!
パレードが進むにつれどんどん人数が膨らんでいき
時々立ち止まってはドンチャンドンチャン踊り、
次から次といろんな人からメスカルやビールを飲まされ
ぐんぐんテンションが上がっていく。すごい!


それはまるで夢の中にいるようだった。

観光客などほとんどいない。
ホホの住人が総出でものすごい密度のパレードを繰り広げる。



いったい何時間くらい町を歩き、どれだけ叫び、踊り、
酒を飲んだのだろうか。。
パレードの終盤あたりの記憶がなく、
気がつけばホセの家に戻っていた。

奥さんはすでにグロッキー状態。
ホセファミリーが用意してくれた布団ごと車に乗せ
ホテルまで送ってもらった。

ホテルに戻ってもまだ興奮は冷めず
酔いでぐるぐるまわり続ける頭の中は
幸せで溢れかえっていた。

プロフィール

オクムラユウスケ

Author:オクムラユウスケ

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